授業において、誰が頭を使っているか【現在の私】
- Shinwa Miyachi
- 3月22日
- 読了時間: 4分
理科の授業時間が50分あるとする。
私は、生徒は、どれだけの時間・頭を使って考えているのか。
勝手に試算してみる。
【私】
授業時間まで
Unit Plannerがない場合(単元開始の1ヶ月ほど前、あるいは長期休暇中から)
概念的理解文の作成をする
単元のトピックを起点に、トピックとして思い浮かぶ事柄/自身の経験/時事問題/ずっと気になっていたことなどを洗い出す。
洗い出したトピックに加えて、この単元で抑えなければならない内容や技能を学習指導要領で確認する。
「1」と「2」から、概念をいくつか抽出する。
抽出した概念を軸にして、”この単元を通して、生徒は何を理解するのか”(概念的理解文)を示す文章の作成に挑む。
一旦作るが、納得いかず挫ける。
ちょっと寝かす。
授業直前1〜2週間ほど前から、再度概念的理解文の作成に挑む。
概念的理解文から、問いと授業構想をたてる
納得いかないが、とりあえず授業が始まっちゃうので、据え置きした概念的理解文を使用して、抽象度を少し下げた概念的理解文と問いをつくる。
最初の1、2時間分の授業について、事実的な問いに基づいた毎時間の学習活動の案を2、3行メモしておく。
授業準備をする
学習活動に必要となりそうな情報源に軽く目を通しておく。
生徒の理解/スキルの訓練に必要なツールがあれば用意する。(基本的にあまり凝りすぎない)
単元の開始時のTune inの場合、何か科学的な教材を見せた方が効果的だと思われる場合は、用意する。
Unit Plannerがある場合(1〜2週間ほど前から)
概念的理解文の見直しをする
前年度の実践と振り返りから、概念的理解文を修正する必要があれば修正する
以降、[a. Unit Plannnerがない場合]と同様
授業中
板書
基本的に、生徒への指示ボードとして使用する。
内容について書き込むにしても、極力最小限におさえる。
生徒の発言中
とにかく発言を聞いて、発言の中に隠されている思考を注視する。
発言のすばらしいところを、全体に共有する。
ペアやグループの場合、どんな発言がされているのか聞いて周る。
時折グループへ介入し素晴らしい点を伝えたり、進行をサポートしたりする。
全体に聞き手と話し手の振る舞いについて、評価を返す。
説明中
極力短い時間でおさまるように、時間を気にして伝える。
この時間に必要な指示を考え、伝える。
実験中
安全な環境がつくられているかどうか確認し、必要であれば手を加える。
「今何をしているの?」「どういう状況?」「詳しく教えて」というように、生徒に説明を求める。
授業終盤
思考を可視化する場をつくる
振り返り
事実的な問いに対する見解
理解に関する見解
可視化した思考を見えるようにする
可視化された思考について、コメントを加える
授業後
生徒の可視化された思考を観察し、全体としてどの程度の状態であるのかを把握する。
授業中に、生徒を観察していて気づいたことや考えたこと、感情をUnit Plannerへメモする。
【生徒】(私から見た生徒の頭の中を想像すると・・・)
授業前
課題を出している場合
課題に対して、どのように取り組むのか考える
課題を出していない場合
なし
授業中
板書
各々の生徒が自分にとって最も適したメモの方法を考える
板書に書かれた情報の中で、自分にとって必要な情報は何か考える(考えていない人も多いかも)
発言中
次私が当たったら、どう話そうかなと考える。
どのように進行すれば、目標に到達できるのか考える。
説明中
この時間における目標とそれに行き着くための方法を考える。
実験中
この実験の目標を確認し、そこに行き着くための方法と手順を考える。
必要な器具、薬品、量を考える。
誰が何をするのか、役割分担を考える。
授業終盤
この授業の時間における自分の思考を振り返る。
ふむ。こうやって書き出してみると、気づくことがあるな。
まだまだ生徒の思考の余白はありそうな気がする。
授業における(あるいは単元における)目標設定って、学習者からしたら大事やな。
ある程度、Tune Inの段階で動機づけさえできれば、そこからは問いと目標がある限り生徒は学習を自分で進められるのかも。
過去の自分と比較すると、時間の使い方が変わった。特に授業時間までの時間の使い方。



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